カレンダーに小さく丸をつけた日。
それが近づくと、ほんの少しだけ気持ちが軽くなる。
数字が増える安心感は、たしかにある。
でも、ふと立ち止まる。
給料日よりも大事なものって、なんだろう。
仕事が終わったあとの、静かな達成感。
「助かりました」と言われた一言。
昨日できなかったことが、今日はできた瞬間。
そういう小さな積み重ねは、通帳には載らない。
もちろん、お金は現実だ。
生活を守るために必要なもの。
だけど、それだけを頼りに毎日を走ると、
どこかで心が息切れを起こす気がする。
自分が何者かであるという感覚。
誰かの役に立っているという実感。
そして、明日も少しだけ成長できるかもしれないという期待。
それらは目に見えないけれど、確かに背中を押してくれる。
給料日が嬉しくないわけじゃない。
でも、その日だけが支えになっているなら、少し寂しい。
今日もまた、名もなき仕事をひとつ終える。
誰にも気づかれないかもしれない。
それでも、自分の中に小さく灯るものがある。
給料日よりも大事なもの。
それはきっと、数字では測れない、
自分の中に残っていく静かな何か。
0 件のコメント:
コメントを投稿