仕事を辞めたとき、
はっきりした理由を説明できたかというと、
正直、できませんでした。
忙しかったとか、
合わなかったとか、
疲れたとか。
どれも嘘ではないけど、
どれも決定打ではない。
そんな感じです。
辞める前は、
「もう少し頑張れば変わるかもしれない」
そう思っていました。
環境が悪いわけでもない。
人間関係も、致命的ではない。
仕事内容も、できないわけじゃない。
だからこそ、
辞める理由が曖昧なまま、
しんどさだけが積み重なっていきました。
辞めてしばらく経ってから、
少しずつ分かってきたことがあります。
一番大きかったのは、
自分がずっと無理をしていたという事実です。
体力とか、能力とか、
そういう分かりやすい無理ではなくて、
気持ちの方。
「こう振る舞うべき」
「これくらい普通」
「文句を言うほどじゃない」
そうやって、
自分の感覚を後回しにする癖が、
仕事の中で強くなっていました。
仕事自体が嫌だったというより、
仕事をしている自分が、だんだん分からなくなっていた
そんな感じに近いです。
家に帰っても、
何が楽しかったのか思い出せない。
休日も、回復に使って終わる。
それでも、
「働くってこういうものだ」と
自分に言い聞かせていました。
今になって整理すると、
辞めた理由は、
「限界だった」ではなくて、
このままだと、自分が雑になる気がした
それだった気がします。
雑に働いて、
雑に疲れて、
雑に生きていく。
それが一番怖かった。
仕事を辞める理由は、
立派じゃなくてもいいし、
他人に分かってもらえなくてもいい。
あとから整理できるくらいで、
ちょうどいいのかもしれません。
このブログでは、
そうやって時間差で見えてきた
「働くこと」の話を、
少しずつ書いていこうと思います。
当時の自分が読んだら、
たぶん何も解決しない文章です。
でも今の自分には、
これくらいの整理が、
いちばん正直です。
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