朝の光がカーテンの隙間から差し込む。
目は覚めているのに、心はどこか遠くにある。
布団の中で、今日も同じ問いが浮かぶ。
どうして私は、働いているのだろう。
生活のため、と言えば簡単だ。
将来のため、と言えばそれらしい。
責任とか、社会とか、安定とか。
並べればいくらでも言葉は出てくる。
でも、どれも本当の中心には触れていない気がする。
もっと奥のほうに、まだ名前のついていない感情がある。
それをうまく説明できないまま、今日も駅へ向かう。
仕事の中には、確かな瞬間がある。
うまくいったときの小さな達成感。
誰かの「ありがとう」。
自分でも驚くほど集中している時間。
そのひとつひとつが、理由の欠片なのかもしれない。
けれど、それを一文で言い表すことはできない。
もしかすると、働く理由は
最初からはっきりしているものではなくて、
毎日の中で少しずつ形を変えていくものなのかもしれない。
言葉にできないままでもいい。
はっきりしないままでもいい。
それでも私は、今日も靴を履き、外へ出る。
働く理由を、まだ言葉にできない。
でも、その問いを抱えていること自体が、
今の私の正直さなのだと思う。
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