その場では平気な顔をしていても、あとからじわじわ効いてくる。
「あの言い方、きつかったな」とか、
「そんなに悪かったのかな」とか、
頭の中で何度も同じ場面を思い出してしまう。
仕事が終わって家に帰っても、気持ちがすぐには切り替わらない。
ご飯を食べていても、風呂に入っていても、
怒られた時の声や空気が、どこかに残っている。
正直、怒られるのは嫌だ。
できれば何も言われずに、穏やかに一日を終えたい。
でも、何も言われない日ばかりが、
本当に自分にとっていい日なのかと考えると、
少し違う気もする。
怒られたということは、
そこに自分の足りなかった部分があったということかもしれない。
見落としていたこと。
確認が甘かったこと。
言われる前に気づけなかったこと。
そういうものが、その日に表に出ただけなのかもしれない。
もちろん、怒り方にはいろいろある。
ただ感情をぶつけられただけのように感じる時もあるし、
そこまで言わなくてもいいのにと思う時もある。
だから、怒られたことを全部そのまま受け入れる必要はないと思う。
でも、その中にひとつでも、
「これは直した方がいいな」と思える部分があるなら、
それは自分にとって意味のある日なのかもしれない。
仕事で成長する瞬間は、
気持ちよく褒められた時だけではない。
むしろ、少し痛い思いをした時の方が、
記憶に残ることも多い。
次は同じミスをしないようにしよう。
もう少し早く確認しよう。
言われる前に動けるようになろう。
そう思えたなら、怒られた日はただの嫌な日では終わらない。
成長というのは、
もっと明るくて前向きなものだと思っていた。
でも実際は、少し落ち込んだり、悔しかったり、
自分の未熟さを見せられたりしながら、
少しずつ進んでいくものなのかもしれない。
怒られたその日は、失敗の日に見える。
でも、あとから振り返ると、
「あの時に言われたから気づけた」と思うこともある。
そう考えると、仕事で怒られた日ほど、
本当は自分の中で何かが少し変わっているのかもしれない。
今日の自分は落ち込んでいる。
それでも、何も学んでいないわけではない。
悔しい気持ちを抱えながらでも、
次に同じ場面が来た時、少しだけ違う動きができたら、
それはちゃんと成長だと思う。
怒られた日は、できれば早く忘れたい。
でも、そこからひとつだけでも拾えるものがあるなら、
その日はきっと、無駄な一日ではない。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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