仕事ができるようになりたい。
そう思う日ほど、自分のできなさが目につくことがあります。
周りは普通にこなしているように見えるのに、自分だけ遅い。
同じミスをしてしまう。
言われたことをすぐに理解できない。
そんな日が続くと、仕事そのものよりも、自分を責める時間のほうが長くなってしまいます。
でも、仕事ができるようになる人は、最初から何でもできた人ではないと思います。
少しずつ慣れて、少しずつ失敗を減らして、少しずつ自分なりのやり方を作ってきた人です。
まず大事なのは、仕事を一気に全部できるようになろうとしないことです。
いきなり完璧を目指すと、できなかった部分ばかり気になります。
それよりも、今日は一つだけ早くする。
今日は一つだけ確認を増やす。
今日は一つだけ聞き方を変える。
それくらい小さくしたほうが、続けやすくなります。
仕事が苦手な時ほど、頭の中だけで頑張ろうとしてしまいます。
けれど、頭の中だけで覚えようとすると、疲れている日は簡単に抜けます。
だから、メモを取る。
手順を書いておく。
よく間違えるところを残しておく。
それは能力が低いからではなく、自分を助けるための仕組みです。
仕事ができる人は、気合いだけで動いているわけではありません。
確認する場所を決めていたり、順番を決めていたり、失敗しにくい流れを作っていたりします。
つまり、仕事ができるようになる方法は、自分を追い込むことではなく、自分が失敗しにくい形を作ることでもあります。
そして、できない日を責めすぎないことも大切です。
人には調子の良い日と悪い日があります。
よく眠れなかった日。
気持ちが落ちている日。
体が重い日。
頭がぼんやりする日。
そんな日に、いつも通りの力が出ないことはあります。
もちろん、仕事だから責任はあります。
ミスをしたら確認する必要もあるし、直す必要もあります。
でも、そこで「自分はダメだ」と決めつける必要はありません。
責めるより、振り返る。
落ち込むより、次にどう防ぐかを考える。
自分を否定するより、やり方を少し変える。
そのほうが、次につながります。
仕事ができるようになるには、特別な才能よりも、同じ失敗を少しずつ減らす姿勢が大事なのかもしれません。
今日できなかったことが、明日も絶対にできないとは限りません。
今日遅かったことが、ずっと遅いままとも限りません。
今日注意されたことが、自分の全部を否定しているわけでもありません。
仕事は、慣れと積み重ねの部分が大きいです。
最初から余裕がなくても、少しずつ見えるものが増えていきます。
できるようになりたいと思っている時点で、もう前には進もうとしているのだと思います。
だから、できない日があってもいい。
落ち込む日があってもいい。
自信がなくなる日があってもいい。
その日を責めるだけで終わらせず、次に少しだけ楽になる工夫を残しておく。
それが、仕事ができるようになるための、現実的でやさしい進み方なのかもしれません。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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