朝起きた瞬間からある日もあれば、
最初からどこにも見当たらない日もあります。
昨日までは、
「明日から頑張ろう」
と思っていたはずなのに、
いざ朝になると、
心がずしんと重くなっていることがあります。
やる気は、
気合いだけで出てくるものではないのかもしれません。
少し褒められたとき。
自分の仕事が誰かの役に立ったと感じたとき。
昨日より少しだけ上手くできたとき。
そういう小さな出来事から、
やる気は静かに生まれてくる気がします。
逆に、
どれだけ頑張っても見てもらえなかったり、
失敗ばかりが目立ったり、
何のために働いているのか分からなくなったりすると、
やる気は少しずつ消えていきます。
大きな音を立てて消えるのではなく、
水が乾いていくように、
気づかないうちに減っていくのです。
最初は、
「今日は少し疲れているだけ」
と思います。
次に、
「明日になれば戻るだろう」
と思います。
でも、
その明日が何度も続くと、
やる気がない自分を責めるようになります。
けれど、
本当に責めるべきなのは、
やる気がない自分だけなのでしょうか。
人は機械ではありません。
毎日同じ力で動けるわけでもなく、
同じ気持ちで働けるわけでもありません。
体が疲れていれば、
心も疲れます。
心が疲れていれば、
手も足も重くなります。
仕事のやる気は、
自分の中だけにあるようで、
実は周りの空気にも大きく左右されているのだと思います。
安心して働ける場所。
無理をしすぎなくてもいい空気。
失敗しても、
次に直せばいいと思える環境。
そういう場所では、
やる気は少しずつ戻ってきます。
反対に、
常に怒られる不安があったり、
比べられてばかりだったり、
自分の存在が軽く扱われていると感じる場所では、
やる気は長く残りません。
やる気は、
根性の問題だけではなく、
安心の問題でもあるのだと思います。
もちろん、
仕事だから楽しいことばかりではありません。
面倒なこともあります。
気が進まない日もあります。
できれば休みたいと思う朝もあります。
それでも、
ほんの少しでも前に進めたなら、
それだけで十分な日もあるのかもしれません。
やる気があるから働ける日もあります。
でも、
やる気がないまま、
なんとか一日を終える日もあります。
その日を乗り越えたことも、
ちゃんと自分の力です。
やる気は、
いつも燃えていなくてもいい。
小さな火のように、
消えそうになりながら残っているだけでもいい。
そして、
いつかまた少しだけ、
「もう一回やってみよう」
と思える瞬間が来るかもしれません。
仕事のやる気は、
どこか遠くから来るのではなく、
小さな安心や、
小さな達成感や、
誰かの何気ない一言から来るのだと思います。
そして消えるときも、
一気に消えるのではなく、
無理や我慢や疲れの中で、
少しずつ遠くへ行ってしまうのだと思います。
だからこそ、
やる気がない日には、
自分を責めすぎなくていい。
今は少し、
心の燃料が減っているだけかもしれません。
また歩き出すために必要なのは、
大きな気合いではなく、
ほんの少し休める時間と、
自分を追い詰めすぎない気持ちなのかもしれません。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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