今日の自分はうまく動けていただろうか。
もっと早くできたのではないか。
あの場面で、もう少し気の利いた対応ができたのではないか。
仕事が終わったあとに、そんなことを考え始めると、なかなか頭が休まりません。
でも、そうやって振り返る時間は、案外悪いものではないのかもしれません。
仕事ができる人というと、特別な才能がある人を想像してしまいます。
理解が早くて、手際がよくて、周りから頼られて、何を任せても安心できる人。
そういう人を見ると、自分とは違う世界の人のように感じることもあります。
けれど、仕事ができるようになる方法を考えてみると、最初から何でもできる人ばかりではないのだと思います。
小さな失敗を覚えている。
同じミスを減らそうとしている。
わからないことをそのままにしない。
次に同じ場面が来たとき、少しだけ早く動けるようにしている。
そういう積み重ねが、仕事ができる人に見える姿を作っているのかもしれません。
仕事で大事なのは、いきなり完璧になることではなく、昨日より少しだけ迷う時間を減らすことだと思います。
最初は、何を優先すればいいのかもわかりません。
聞くタイミングも迷います。
自分で考えるべきなのか、早めに確認するべきなのか、その判断も難しいです。
けれど、仕事に慣れていくというのは、そういう小さな判断を少しずつ覚えていくことなのかもしれません。
仕事ができるようになるためには、まず自分の苦手なところを見つけることも大切です。
作業が遅いのか。
確認が甘いのか。
説明が苦手なのか。
焦るとミスが増えるのか。
人に聞くのをためらってしまうのか。
苦手なところを見るのは、少しつらいです。
自分の足りない部分を見せられているような気持ちになります。
でも、原因がわからないままだと、ただ落ち込むだけで終わってしまいます。
作業が遅いなら、手順をメモしておく。
確認が甘いなら、最後に見るポイントを決めておく。
説明が苦手なら、先に要点を一つにまとめてから話す。
焦るなら、急いでいるときほど一呼吸置く。
小さな対策でも、続けていけば少しずつ変わっていきます。
仕事ができる人は、すべてを感覚だけでこなしているように見えます。
でも実際には、自分なりの型を持っているのだと思います。
朝にやることを確認する。
優先順位を決める。
わからないことは早めに聞く。
終わった作業は見直す。
次に同じ仕事をするときのためにメモを残す。
こうした当たり前のことを、当たり前に続けるのは簡単ではありません。
だからこそ、それができる人は強いのだと思います。
そして、仕事ができるようになるには、周りを見ることも必要です。
自分の作業だけで精一杯のときは、周りの流れが見えません。
でも少しずつ慣れてくると、自分の仕事が誰につながっているのかが見えてきます。
自分が遅れると、次の人が困る。
自分の確認が甘いと、誰かが修正することになる。
自分が一言伝えるだけで、相手の作業が楽になる。
仕事は、一人で完結しているようで、実はどこかで誰かにつながっています。
そこに気づくと、仕事への向き合い方も少し変わります。
ただ言われたことをこなすだけではなく、次の人が困らないようにする。
そう考えられるようになると、少しずつ信頼も増えていくのだと思います。
もちろん、毎日うまくいくわけではありません。
頑張っているのに空回りする日もあります。
注意されて落ち込む日もあります。
自分には向いていないのではないかと思う夜もあります。
それでも、仕事ができるようになりたいと思っている時点で、まだ前に進もうとしているのだと思います。
何も考えていなければ、悩むこともありません。
悩むのは、少しでもよくなりたい気持ちがあるからです。
仕事ができるようになる方法は、特別な近道ではないのかもしれません。
今日の失敗を一つだけ覚えておくこと。
明日は同じところで少しだけ気をつけること。
できる人の動きを観察すること。
わからないことを放置しないこと。
焦っても、雑にしないこと。
その繰り返しの中で、ある日ふと、前より少し動ける自分に気づくのだと思います。
夜に仕事のことを考えるのは、少し疲れます。
でも、その夜の反省が、明日の自分を少し助けてくれるかもしれません。
仕事ができる人になるというより、昨日より少し仕事がしやすい自分になる。
まずはそれくらいの気持ちで、また明日を迎えられたらいいのだと思います。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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