仕事をしていると、
目の前の作業に集中しているはずなのに、
ふと人生のことを考えてしまう瞬間があります。
パソコンの画面を見つめているとき。
同じ作業を何度も繰り返しているとき。
時計を見て、まだこんな時間かと思ったとき。
その瞬間、
仕事そのものとは少し違う場所に、
気持ちがすっと移動することがあります。
自分はこのままでいいのだろうか。
この働き方を、あと何年続けるのだろうか。
本当は、何をしたかったのだろうか。
そんなことを考え始めると、
手は動いているのに、
心だけが少し遠くへ行ってしまいます。
仕事が嫌いというわけではない。
生活のために必要なものだとも分かっている。
やらなければいけないことがあるのも分かっている。
それでも、
毎日の中に同じような時間が続いていくと、
ふと自分の人生を外側から見てしまうことがあります。
朝、起きて、
仕事へ向かって、
やるべきことをこなして、
家に帰って、
また次の日が来る。
その流れの中にいると、
自分がちゃんと生きているのか、
ただ時間を流しているだけなのか、
分からなくなる日があります。
たぶん、
仕事中に人生を考えてしまうのは、
心が暇だからではなく、
心が何かを見落としたくないからなのだと思います。
忙しさの中で、
本音を押し込めすぎていないか。
疲れているのに、平気なふりをしていないか。
本当に大切なものを、後回しにしすぎていないか。
そういうことを、
心が小さく知らせてくれているのかもしれません。
もちろん、
仕事中に急に人生の答えが出るわけではありません。
何かを大きく変える勇気が、
その場で湧いてくるわけでもありません。
でも、
ふと考えてしまったその時間は、
決して無駄ではないと思います。
自分の人生を、
ほんの少しでも自分のものとして見つめ直した時間だからです。
毎日を完璧に変えられなくても、
小さな違和感に気づくこと。
少し疲れている自分を認めること。
今の働き方を、当たり前だと思い込みすぎないこと。
それだけでも、
人生の向きは少し変わるのかもしれません。
仕事中にふと人生を考えてしまう瞬間。
それは、
現実から逃げたい時間ではなく、
本当の自分が、
小さく顔を出している時間なのだと思います。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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